埼玉県は、太陽光パネルのリユース・リサイクルを目的とした環境省の実証事業を実施すると発表しました。
県下では住宅用太陽光パネル導入量が全国で2番目に多く、今後の太陽光パネルの大量排出への効率的な処理を実現が求められます。住宅用太陽光パネルのリユース・リサイクルのルート構築に向けた検討として、県及び県内企業が協力し埼玉県内にて回収実証事業を実施します。
この実証事業では、回収拠点に持ち込まれた不要の住宅用太陽光パネルを無償で引取るとしており、実証事業への協力を広く呼び掛けています。
太陽光パネル回収期間
令和3年7月1日(木曜日)~12月31日(金曜日)実証事業の受託者
イー・アンド・イーソリューションズ株式会社(幹事法人)
ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社(共同実施者)
一般財団法人秋田県資源技術開発機構(実証事業の一部再委託先)
回収事業窓口:PV CYCLE JAPAN、電話番号:0186-25-8813実証事業の参加対象者
住宅で設置している太陽光パネルの処分を検討している方
※ 以下の太陽光パネルは回収対象外です。
メガソーラーや、工場などの住宅以外に設置されているパネル
外観が著しく破損していることが分かるパネル実証事業への参加方法
実証事業申込書をPV CYCLE JAPANに提出してください。
※ 事前に実証事業申込書を提出した方のみ、回収拠点で回収を行います。太陽光パネルの回収拠点
引用元:埼玉県
松田産業株式会社(狭山市)
株式会社河野解体工業(久喜市)
株式会社サニタリーセンター(本庄市)
株式会社ワイエムエコフューチャー(草加市)
本事業は、環境省「令和2年度脱炭素型金属リサイクルシステムの早期社会実装化に向けた実証事業」採択事業と思われ、前年に実施された実証事業の継続となります。(関連トピック)
さいたま市では「ゼロカーボンシティ実現に向けた共創推進に関する連携協定」が締結されるなど、民間企業との取り組みが進んでおり、新たに太陽光パネルの中間処理を検討している事業者もあります。(関連トピック)
太陽光発電が盛んな北関東では、今後も同様な動きが増えると見られ、動向を注視してく必要があります。