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ネクストエナジー:太陽光パネルメーカーで初の「広域認定制度」取得

太陽光発電システムの設計施工や太陽電池モジュールの製造をてがけるネクストエナジー・アンド・リソース株式会社が、産業廃棄物を排出する機会が多い製造事業者等を対象にした「広域認定制度第299号 令和3年9月17日)」に環境大臣より認定されました。認定された製品は、(1)太陽電池モジュール(2)パワーコンディショナ(PCS)(3)リチウムイオン蓄電池の3種類になります。

自然エネルギー関連の事業を展開するネクストエナジー・アンド・リソース株式会社(本社:長野県駒ヶ根市、代表取締役社長:伊藤 敦、以下「当社」)は、廃棄物の減量、その他その適正な処理の確保に資する広域的な処理を行う者として環境大臣より認定されました。認定された製品は、(1)太陽電池モジュール(2)パワーコンディショナ(PCS)(3)リチウムイオン蓄電池の3種類になります。

広域認定制度は、廃棄物処理業に関する地方公共団体ごとの許可を不要とする特例制度になります。この制度を通じて、廃棄となった製品の広域的な回収やリサイクルをサポートし、廃棄物そのものの減量や適正な処理が実現されることを目指してまいります。広域認定制度は、拡大生産者責任に則り、製造事業者等*自身が自社の製品の再生又は処理の行程に関与することで、効率的な再生利用等を推進するとともに、再生又は処理しやすい製品設計への反映を進め、ひいては廃棄物の適正な処理を確保することが目的とされております。

*製造事業者等:当該製品の製造、加工、販売等の事業を行う者

引用元:@Press

通常であれば廃棄物の運搬や処分を行うためには処理業の許可が必要ですが、広域認定制度では廃棄物処理法の特例として処理業の許可が不要となります。全国から廃棄物を回収するためには、処理業を認定する各市町村から許可を受けなければなりませんが、広域認定の場合は国(環境大臣)の認定だけで回収が可能となり、収集運搬やリサイクルを他社に委託が可能になります。

既に多くの国内パネルメーカーが生産から撤退しており、今後同様な動きが広がる可能性は低いと考えられます。
しかしながら 循環型経済の重要性が求められる昨今の情勢において、現在でも太陽光パネルの製造・販売をしている事業者には、同様の取り組みが期待されます。

参考資料