ソーラーフロンティア(出光興産子会社)は、太陽光パネルのリサイクル事業を2024年度に事業化すると報道されています。
現在NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)と共同でリサイクル技術の開発に取り組んでいます(関連トピック)。
国富工場(宮崎県)に実装したリサイクル処理施設にて、2022年度から実証研究を開始、許認可を得た後の2024年度の事業化を目指すとのことです。
ソーラーフロンティアはCIGS系太陽光パネルの生産をから撤退すると発表していましたが(関連トピック)、今後はリサイクル事業を強化していくと考えられます。
国内の太陽光パネルメーカーが軒並み生産から撤退する中、ソーラーフロンティアはライフサイクルを通しての取り組みを行う唯一の事業者となります。
CIS系太陽光パネルは一部の中間処理業者では処理できないこともあり、メーカーによるリサイクルの実施に期待が持てます。
一方でメーカーとしての広域からの回収(関連トピック)や全国の拠点化など、排出事業者のニーズへの対応も今後求められると考えられます。