ASTM Internationalが、太陽光パネルのリサイクルや安全な廃棄を確実に行うため、有毒な化学物質や材料が溶出試験に関する新しい規格を策定し『E3325』として発行される様です。
Modules that pass the toxicity characteristic leaching procedure (TCLP) test specified by the U.S. Environmental Protection Agency Method 1311 (and state protocols, if applicable) can be disposed of in regular landfills. Otherwise, modules would be classified as hazardous waste.
“Currently, there is no national or international standard available for removal of representative test samples from PV modules for toxicity testing per EPA 1311,” says Bicer. “The validity of the toxicity test results depends on the location of extracted samples in the module, specifically within the laminate area, and the particle size of the extracted samples.”
引用元:ASTM International
現在国内での太陽光パネルの埋立処分に関しては、管理型最終処分場への埋立が必要となっています。
平成29年2月には中央環境審議会廃棄物処理制度専門委員会において、太陽電池モジュールについては鉛等の有害物質を含有する可能性のあることから、安定型5品目から除外し原則として管理型最終処分場で埋立処分すべきであると指摘された。さらに、同年9月には総務省より、損壊パネルに対する対応の周知徹底、有害物質情報を容易に確認・入手できるような措置、排出事業者から産業廃棄物処理業者への有害物質情報の提供義務の明確化、適切な埋め立て方法
引用元:太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン(第2版)
の明示について勧告を受けた。
ASTMの新規格がどのような内容になるかは現時点では不明ですが、発行後に新規格の内容に注目する必要があります。