太陽光パネルリサイクルの情報を掲載しております。

東京都:第6回使用済太陽光発電設備リサイクル検討会(報告書素案公開)

東京都では、今後大量廃棄が見込まれる使用済太陽光発電設備の3R及び適正処理が促進されるよう、「東京都使用済太陽光発電設備リサイクル検討会」を設置しており、第6回検討会が令和4年3月21日に開催されており関連ニュース①関連ニュース②。議事録や協議会で使用された資料が都WEBサイトで公開されています。

引用元:東京都

事業太陽光発電所の普及により将来の大量廃棄が懸念される中、東京都では土地利用の制約などから住宅用が7割を占めています。事業用太陽光発電所では、廃棄費用の積立制度(10kW以上)やリサイクル施設・ルートの構築が進一方で、住宅向け太陽光発電では、メーカーやパネル仕様が多岐に渡ることや回収・廃棄等にかかるコスト、リユース・リサイクルルートの不備などが指摘されています。

引用元:東京都

本検討会では、資源循環(サーキュラーエコノミー)への転換を目標として、東京都の特性を考慮した課題の整理や取組みの方向性がまとめられており、各主体(都、ユーザー/所有者、事業者、パネルメーカー)の役割や連携、資源活用の高度化、また具体的な進め方(リユース・リサイクルルート、実施体制)について提言されています。
また不効率な処理になる可能性のある10kW未満の住宅用太陽光発電設備についての、費用や回収の仕組み作り、ガラスの有効利用の促進などを、国に対しての提言しています。

東京都では、温室効果ガス削減を目指して新築戸建て住宅への太陽光発電の設置義務化を検討などが進んでいます。今後のゼロエミッション実現に期待される一方、資源循環による持続可能な仕組み作りの議論が進む事が期待されます。

参考資料