大手金属リサイクラーの新英金属株式会社が、新見ソーラーカンパニー株式会社と熱分解方式による太陽光パネルリサイクル装置の開発、活用に関する覚書を6月27日付で締結したと、報道されています。
報道によれば、新見ソーラーが開発した熱分解処理装置(関連トピック)と、新英金属の持つリサイクルの知見を活かし、太陽光パネルの着実な処理工程の確立を目指すとあります。一日当たりの処理量を、現状の15~20枚から50枚程度に引き上げ、実用機は来年3月以降納品を開始を目指しているとあります。
また本装置は、『2022年度愛知県循環型社会形成推進事業費補助金 (4)循環ビジネス事業化検討事業』として採択されています。
現在太陽光パネルのリサイクル装置では物理的剥離方法が主流であり、メーカーによっては処理能力として1枚当たり60秒を実現しています。今後は装置導入に際してROI(システム価格と処理能力など)や処理全体でのCO2排出量などで、システムの評価が進むことが期待されます。