愛知県が実施する2022年度愛知県循環型社会形成推進事業費補助金の採択結果について、ホームページにて掲載されています。
本事業のうちリサイクル関係施設整備事業、循環ビジネス事業化検討事業のそれぞれで太陽光パネルリサイクルに関する事業が採択されています。
(1)リサイクル関係設備整備事業
先導的・独創的な技術又はシステムを有するリサイクル関係設備の整備に関する事業事業者(所在地)
愛知海運株式会社(名古屋市港区)
事業の概要
使用済み太陽光パネルについて、愛知県初のローラー剥離方式を導入し、全処理工程を自動的に処理するリサイクル事業。
太陽光パネルの埋立処分量の削減に貢献する。事業者(所在地)
加山興業株式会社(名古屋市熱田区)
事業概要
大量廃棄の使用済み太陽光パネルの処理に対応したブラスト工法の自動処理設備の導入によるリサイクル事業。
既存の手動処理設備と比べ処理量を3倍に増加できる。(4)循環ビジネス事業化検討事業
先導的な循環ビジネスの事業化の可能性の検討に関する事業事業者(所在地)
新英金属株式会社(安城市)事業の概要
引用元:愛知県WEBサイトから抜粋
太陽光パネルを過熱水蒸気で分別する新たなリサイクル技術の実用化に向け、連続処理を可能とする方法を検討する。
加山興業は昨年度も同じ補助金事業に採択されており、2年連続での採択となります(関連ニュース①)。また新英金属は太陽光パネルリサイクル装置の共同開発を対象と思われます(関連ニュース②)。
自治体独自で太陽光パネルリサイクルへの補助をする自治体が増えるなど、地域で積極的な取り組みが広がっています。今後は、リサイクル施設の導入が進まない地域での装置導入や、地域間での協業などへの政策が求められます。