環境省は、二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(脱炭素社会構築のための資源循環高度化設備導入促進事業)の令和4年度二次公募についてホームページで公開しています(関連ニュース)。
例年太陽光パネルリサイクル装置に関しては一次公募のみでしたが、本年度は太陽光パネルリサイクル設備導入事業も対象となっています。
■ 事業の概要
「脱炭素社会構築のための資源循環高度化設備導入促進事業」は、使用済製品等のリサイクルプロセス全体のエネルギー起源二酸化炭素の排出抑制を図り、リサイクルの質の向上につながる資源循環高度化設備や、従来の化石資源由来プラスチックを代替する再生可能資源由来素材の製造設備を導入することにより、脱炭素社会の実現に資するとともに、資源の有効利用及び生活環境の保全に資することを目的としています。
脱炭素社会構築のための資源循環高度化設備の導入費用について、1/2を上限に補助します。■ 公募する補助対象事業
公募する補助対象事業は、日本国内の事業所において設備を設置する以下の事業です。
① 省CO2型プラスチック高度リサイクル設備導入事業
② 化石資源由来プラスチックを代替する再生可能資源由来素材の省CO2型製造設備導入事業(バイオマス、生分解プラ
スチック、セルロース等)
③ 太陽光パネルリサイクル設備導入事業
④ リチウムイオン電池リサイクル設備導入事業■ 公募実施期間
引用元:環境省
令和4年7月14日(木)~ 同年8月26日(金) 17:00必着
一次公募と同様に、詳細業務は公益財団法人廃棄物・3R研究財団に委託されており、詳細は当財団のホームページを参照する必要があります。
本制度では例年廃プラスチックのリサイクル装置導入に対して数回の公募が実施されており、太陽光パネルリサイクル装置で2回目の公募は初めてと思われます。
国や自治体で太陽光発電の『終い方』の議論が盛んになっており、設備導入補助などを通じたリサイクルシステム構築が今後さらに求められます。