東京都：太陽光発電設備高度循環利用推進協議会、第2回開催

東京都では、「東京都使用済太陽光発電設備リサイクル検討会」でまとめた報告書に基づき（関連トピック）、関連事業者を中心に構成される「東京都太陽光発電設備高度循環利用推進協議会」が設置されています。

2022年12月21日に開催された第2回の協議会では、太陽光パネル取り外しマニュアル骨子（案）等の説明などが実施されており、資料が公開されています。

東京都では戸建て住宅への太陽光発電設備の設置が義務付けされたことから、将来的に使用済太陽光パネルの撤去・収集運搬が増加すると考えられています。

一方で太陽光パネルのリサイクルに関してはこれまで産業用（メガソーラー）を中心に議論が進んできたことから、住宅向けのリサイクルや廃棄に関しての政策だけでなく、撤去や収集運搬に関する実務的なノウハウやマニュアルの整備も遅れているのが現状です。

このような背景からも、今回の協議会での議論はこれまで焦点の当たらなかった住宅向け太陽光パネルの適正リサイクルに寄与するとともに他地域への先例となることも期待され、今後の東京都の取組みに注目する必要があります。

参考資料

• 東京都：太陽光発電設備の3R推進について 東京都太陽光発電設備高度循環利用推進協議会
• 東京都：【第2回】東京都太陽光発電設備高度循環利用推進協議会（PDFファイル）