太陽光パネルリサイクルの情報を掲載しております。

海外ニュースダイジェスト Vol.32 ~ IEA PVPS、ホットナイフ技術によるPVリサイクルのLCA評価他

海外で取り上げられている太陽パネルリサイクル関連のニュースや記事などを、不定期に紹介していきます。
特に関連性などに拘らず、海外メディアで報じられているニュースや論文、各種SNSで話題になっているトピック、内容の充実したコラムやブログ記事などを取り上げていきます。

興味のあるニュースは、元リンクから是非ご覧ください。

IEA PVPS:ホットナイフ技術による太陽光パネルリサイクルのライフサイクル評価

IEA PVPSでは、ホットナイフ技術を使用したシリコン系太陽電池モジュールのライフサイクル評価(LCA)が行われており、環境への影響が削減できると指摘されています。
なお、本技術はNPCが(仏)ENVIE社に納入した装置として紹介されています関連トピック①関連トピック②

フランス:SOREN、2022年の活動報告を公表

フランスで太陽光パネルのリサイクルを行うSORENが、2022年の使用済み太陽光パネルの回収等のデータを公表しています。
本報告書によれば、3848トンを回収し84%がリサイクルされたとあります。

米国:Zero Waste Sonoma、カリフォルニアでソーラーパネルのリサイクルを開始

カリフォルニア州ソノマ郡で廃棄物ゼロを目指す政府機関であるZero Waste Sonomaが、ソーラーパネルのリサイクルを開始したと報じられています。

ルーマニア:太陽光パネルのリサイクルシステムの開発に向けて最初のステップが始まっています(機械翻訳)

(機械翻訳)現在、ルーマニアでは太陽光パネルのリサイクルシステムの開発に向けて最初のステップが始まっています。エネルギー省は今年初めに、国家復興・耐震・再生プログラム(PNRR)からの資金援助によるこのような施設の建設計画を発表しました。

EU:PHOTORAMA、プロジェクトのパートナーを紹介

太陽光パネルの完全リサイクルを目指す開発プロジェクト『PHOTORAMA』のパートナーである、SINTEF(ノルウェー)とCEA(フランス)が行う銀回収のプロセスが紹介されています。

論文:欧州の太陽電池産業におけるデータ強化型循環型慣行を促進するデジタル・プラットフォームの設計

太陽光発電業界において情報交換が不十分であるという現在の課題に対して、CE移行を促進する可能性のあるデジタル・プラットフォームの設計が提案されています。

論文:豪州における廃太陽光発電パネルの処理方法の比較

オーストラリアでの廃棄太陽光パネルの処理オプションについての比較により、埋立処分は最も安価な処理オプションではない可能性が指摘されています。

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