AGC株式会社は、ガラスの資源循環の実現に向けた地域協創プロジェクトを、2023年7月20日に本格始動したと発表しています。
長野県諏訪市の「SUWAガラスの里」に開設した諏訪ガラスオープンラボを活用して、地域のガラス廃棄物から新たなガラスを作り出す実証実験や、ガラスリサイクルの課題や資源循環について学べる場を提供されています。
廃棄されたソーラーパネルを活用したリサイクルガラスも、作品として展示されているとあります。
企画展名:ガラスの生態 ー 諏訪が知ってる、ガラスの話 ー
引用元:AGC
開催期間:2023 年 7 月 20 日(木)~ 終了時期未定
概要:諏訪の「地球資源」と「生活資源」を出発点に、それら資源を使った資源循環への取組みを公開。ガラスにおける「素材視点でのサステナビリティ」の可能性を探求し続け、進化していく企画展。一例として、廃棄されたソーラーパネルのガラスや使い終わった瓶等の資源をガラスオープンラボのガラス炉で溶かし、新たなガラスとして蘇らせた作品などを展示。
環境省が開催する太陽光パネルの廃棄・リサイクルの検討会のヒアリングにおいて、AGCは関連事業者として太陽光パネルのガラスリサイクルの課題や重要性に関して説明しています(関連トピック)。
今回の地域共創プロジェクトを足掛かりに、国内随一のガラスメーカーとして太陽光パネルのガラスリサイクルに主導的な取組みを進めることに期待が集まります。