2024年3月28日に開催された「第29回 産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 電力安全小委員会」にて、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、「電気保安の現状について(令和4年度電気保安統計の概要)」として再エネ設備を含む発電設備の事故状況等の概要を報告しています(関連トピック①、関連トピック②)。
太陽光発電設備関しては、「自家用設置者」と「小規模事業用設置者」のそれぞれで事故状況の統計が説明されています。
(※経済産業省:電気工作物の保安)
太陽電池発電所(自家用設置者)の事故状況は以下の報告がされています。
太陽電池発電所(小規模事業用設置者)の事故状況は以下の報告がされています。
事故件数の7~8割を逆変換装置(インバータ)が占めており、事故原因としても「保守不備-自然劣化」の割合が高くなっています。
一般にインバータの寿命(交換頻度)が10年に1回といわれており、FIT開始から10年強が経過したことによる事故件数増加とも考えられます。
(※報告書に記載はない、PVリサイクル.com®による考察)