京都府八幡市では、ゼロカーボンシティと循環型社会形成の同時実現を目指す施策としてリユース太陽光パネルによる発電事業事業を実施していましたが(関連トピック)、実証結果が得られたとして結果が報告されています。
<検証結果>
- リユースパネルの実績発電量905.91kWh、新品パネルの推定発電量911.97kWhに対し約99%程度となり、リユースと新品で変わりがない結果となった。
- リユースパネル本体費用は、新品パネルとの比較で約70%の削減効果、事業費全体では約15%程度の削減効果が⾒込まれた。
- 一般的にリユースパネルには保証がないが、今回の実証では3年の瑕疵保証があり、短期間ではあるが安心して導入できた。
引用元:八幡市(一部内容を整理しています)
性能面ではリユースパネルは新品の場合と同等で設置コスト低減が期待できる結果となっており、リユースパネルの導入に際しての運用や政策面でのあり方が報告されています。
いくつかの自治体では、リユース太陽光パネルの実証や利用促進の取組みが進んでいますが(鳥取県、福岡県、徳島市)、実証結果の公開とリユースパネルの普及に向けた具体的な政策への展開が望まれます。