環境省：二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の令和６年度公募
環境省は、二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 （プラスチック資源・金属資源等の脱炭素型有効活用設備等導入促進事業及びプラスチック資源・金属資源等のバリューチェーン脱炭素化のための高度化設備導入等促進事業）の令和５年度（補正予算）２次公募および令和６年度公募についてWEBサイトで公開しています。
■ 事業の概要
本事業は、使用済製品等のリサイクルプロセス全体のエネルギー起源二酸化炭素の排出抑制を図りリサイクルの質の向上につながる資源循環高度化設備や、従来の化石資源由来プラスチックを代替する再生可能資源由来素材の製造設備を導入することにより、脱炭素社会の実現と資源の有効利用に資することを目的としています。脱炭素社会構築のための資源循環高度化設備の導入費用について、１／２を上限に補助します。
■ 公募する補助対象事業
日本国内の事業所において設備を設置する以下の事業を対象とします。
① 省CO2型プラスチック高度リサイクル設備導入事業
② 化石資源由来プラスチックを代替する再生可能資源由来素材の省CO2型製造設備導入事業
③ 太陽光パネルリサイクル設備導入事業
④ リチウム蓄電池リサイクル設備導入事業
⑤ 金属破砕・選別設備導入事業■ 公募実施期間
令和６年６月２７日（木）～ 同年７月３１日（水）
引用元：環境省
公募業務は廃棄物・３Ｒ研究財団に委託されていますので、詳細は当財団のホームページを参照ください。
2024年3月に閣議決定されていた「再資源化事業高度化法（資源循環の促進のための再資源化事業等の高度化に関する法律）」が5月22日に参議院で参議院本会議にて可決成立し、太陽光パネルに関しても高度な分離技術などを持つ事業者を対象となります（関連トピック）。
政府では、適正なリサイクル環境の構築に向けて、補助金などと合わせて各種の取組みが今後も進むと考えられますので、今後も同行を注視する必要があります。