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JPEA:太陽光発電産業の新ビジョン「PV OUTLOOK 2050」を公開

一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)では、「太陽光発電産業の新ビジョン PV OUTLOOK 2050」の最新版(2024年版ver.1)を公開したと発表しています。

過去に同資料でも太陽光発電のポテンシャルや導入量の見通しや時代に合わせたが太陽光発電の目指すべき姿が示されていましたが、今回は新たに「太陽光発電産業の経済波及効果」が算出されています。

2050年の太陽光発電産業の経済波及効果(引用元:JPEA

太陽光パネルのリサイクル・リユースの市場規模も算出されており、2050年には関連事業が1,000億円規模の事業に
成⾧すると想定されています。
さらに産業連関表による分析から、2,300億円の生産誘発18,000人の雇用誘発が見込まれるとも説明されています。

2050年のリユース・リサイクル関連事業の市場規模(引用元:JPEA

リサイクル・リユースの市場実現に向けては、大量排出時の課題解決が必要であり「目指す方向と将来像」も提示されています。

大量排出時の課題解決に向けた「目指す方向と将来像」(引用元:JPEA

2022年に開始された廃棄等費用積立制度から想定したリサイクル市場(廃棄費用の積立額)は、おおよそ年間1,000億円弱の規模と試算されるものの関連トピック、撤去・リサイクル方法の効率化・高度化が必要であり、物価・人件費上昇トレンドが継続することで廃棄時に必要な費用は上振れする可能性があります。

一方で、太陽光パネルのリサイクルに関しての公に市場規模が提示されるのは初めてであり(PVリサイクル.com®調べ)、今後この数字が指標になることが期待されるとともに、必要に応じて検証や再評価が求められます。

参考資料