国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では、太陽光発電の大量導入に向けた技術開発指針「太陽光発電開発戦略2025(NEDO PV Challenges 2025)」を新たに策定したと発表しています。
本戦略では「脱炭素化社会を支える持続可能な太陽光発電システムの構築」に向け、国内外の状況や課題を整理し、今後取り組むべき方策がまとめられています。
2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けて太陽光発電の導入が進むものの、適地の制約や大量廃棄などの解決が求められています。
FIT制度での国民負担の下で導入された太陽光発電を長期安定電源として稼働させることも重要とされており、本戦略ではこれら現状を踏まえ『四つの課題』として説明されています。
課題解決にあたっては、「高付加価値製品・システムの開発を通じた産業競争力強化(項目1~4)」 と 「資源循環型社会の構築(項目5)」 の推進が掲げられています。
本戦略の中で「使用済太陽光パネルのリサイクル」は、将来の持続的な太陽光発電の導入を進める上で解決すべき課題であり、リサイクルシステムの構築が重要だとされています。
NEDOでは、これらの観点からマテリアルリサイクルに関わる技術開発や資源循環を含むリサイクルモデルの検討を推進するとしています。
太陽光パネルのリサイクル義務化や高度再資源化法の施行など、太陽光パネルの適正なリサイクルに関する制度面での対応が進められています。
適正な廃棄・リサイクルを実現するため、制度との両輪として更なる技術開発が期待されます。